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イラレプラグインからプロッタへデータ出力の方法。
ローランドSV-08を作動させるためのプラグインをダウンロードする。
さあ、いよいよカットデータをローランドSV-08に流します。が、その前にプラグインをイラストレーターに読み込ませなければいけません。
Rolandのプロッターを動かすためのプラグインは、ハイエンドモデルからエントリーモデルまで全て一つのプラグインでオッケーなので、プロッタをハイエンドモデルに買い換えても「プラグインが無い!」なんて事にはならないので安心です。
しかし、Adobeあるあるとして有名なのは、ほぼ毎年ソフトのバージョンアップが行われるので、他社プラグインのアップグレードが間に合わず「プリンターが使えない!」なんてことがしょっちゅう起こります。
そんな時の為に、私は最新版のイラストレーターver.2021とカッティング作業で使い慣れたver.2018の両方を使い分けております。(過去バージョンを何個使っても価格は同じ)
ちなみに私のAdobeとの付き合いはイラストレーター5.5からです。当時MACはパワーPC(iMac発売前)、ネット環境はアナログモデム回線の時代(年齢がバレますね)当時からローランドはAdobeにプラグインを提供していたので、信頼性は十分です。
このプラグインはイラストレーターのサブスク契約をすると全て無料で入手できますのでご心配なく!
[Adobe Illustratorの詳しい機能はAdobeサイトにてご確認ください!]
今回のレクチャーに必要な環境とスキル
- 前回(オリジナルステッカーで究極ステッカーチューン!vol.3データ製作(オートトレース)編をマスターしている方。
- できればイラストレーターの基本操作が出来ていると楽勝。
AdobeExchangeからプラグインをインストールする。
1、イラレを起動してプラグインをゲットするのが混乱しない!
イラストレーターを起動し、前回作成したaiデータを開いてください。ファイルをダブルクリックするか、上のメニューバーのファイル→「開く」でファイルを呼び出せます。
![](https://tremolo-co.com/wp-content/uploads/2023/01/ctd_401-1024x768.jpg)
ファイルが開けたら、メニューバーのウィンドウ→Exchangeでエクステンションを検索を選択します。
AdobeExchangeのウェブサイトが開きますので、検索窓に「Roland」と入力します。
下図のようにIllustrator機能拡張として「Ai用のRolandCutStudioプラグイン」が表示されます。
![](https://tremolo-co.com/wp-content/uploads/2023/01/ctd_402-1024x768.jpg)
「Ai用のRolandCutStudioプラグイン」をクリックすると下図のインストール画面が表示されます。
「今すぐインストール」をクリックするとインストールが開始され、指示通りに作業すれば自動的にイラレのエクステンションツールとして使用可能になります。
![](https://tremolo-co.com/wp-content/uploads/2023/01/ctd_403-1024x768.jpg)
ダウンロードの際に注意すべき点として、以上の方法以外で、普通にブラウザからウェブ検索でエクスチェンジにアクセスしプラグインをダウンロードすることもできるのですが、ID&パスワードの認識でトラブるケースがありますので、上記の方法(イラレのメニューバーからAdobeExchangeにアクセスしプラグインをゲットする)でインストールする事をお勧めします。
手順-
- イラストレーターを起動する
- 上のメニューバー→ファイル→開くでファイルを選択
- ファイルをダブルクリックでもOK
- メニューバーのウィンドウ→Exchangeでエクステンションを検索
- AdobeExchangeのウェブサイトで、検索窓に「Roland」と入力
- 「Ai用のRolandCutStudioプラグイン」をクリックしインストール。
2、機能拡張を呼びだして出力!
いよいよ出力ですが、まずは準備。PCにプロッタを接続して電源ON。イラストレーターを再起動します。
イラレを起動したら前章で作成したファイルを開き、メニューバーのウィンドウから「エクステンション」→「RolandCutStudio」を選択します。
この時、エクステンションの中に「RolandCutStudio」が見つけられない時はイラレを再起動してください。それでもダメな時はインストールに失敗している可能性がありますので、もう一度インストールを試みてください。
[注意点]
- プロッタが接続されている
- プロッタの電源がON
- プラグインが古い(イラレのバージョンに適合しているか確認)
※ちょっと前までイラレver.2021ではRolandCutStudioは作動しなかったので、私はver.2018で作動させていましたが、最近のアップデートで適合したらしく、現在はver.2021で問題なく作動しています。万が一最新版のイラレで作動しない場合は、イラレver.2018をお試しください。
![](https://tremolo-co.com/wp-content/uploads/2023/01/ctd_404-1024x768.jpg)
「RolandCutStudio」を選択すると、下図のようなパレットが開きますので下記のように設定します。
カット設定手順
- モデル:SV-8
- 選択図形を出力
- イラレの左のツールバー最上段の選択ツールでロゴを選択する
- プレビュー:更新で選択したオブジェクトがプレビューされる
※プレビューされたオブジェクトだけをカットする方法です。この方法だと、1ファイルに様々なステッカーデータが混在していても選んだ物だけカットしてしてくれるので、基本はこの設定が便利だと思います。
![](https://tremolo-co.com/wp-content/uploads/2023/01/ctd_405-1024x768.jpg)
最後に「出力」ボタンを押せばプロッタが動き出します!
-出力ボタンを押す前に確認!-
出力ボタンを押すとプロッタが動き出してしまいます。この時、未調整のカッターがセットされていると一発で刃を痛めてしまうので、プロッターに付属の説明書で調整方法を確認し調整済みの状態にするか、カッターユニットを取り外してから「出力」ボタンを押してください。ポチ!
次回はプロッタの調整から実践的な作業行程をご紹介します。ここまでで、不明な点がある方はサイトのお問い合わせからお気軽に質問してください!わかる範囲でお答えしますのでよろしくデス。
質問・ご相談ございましたらこちらまでお願いいたします。