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木材用途別ランキング

DIYで最も扱うことの多い素材の木材。加工もしやすく、仕上がりの雰囲気も温もりがありとても素敵な素材です。今回はその木材についていろいろ調べ、多少の個人的な主観もありますが勝手にランキングしちゃいました。

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「硬い木」ベスト3

まずは硬さ。木材の硬さは基準があり、比重で数値付けされています。ここで紹介する3種は、どれも比重が「1」を超えており重すぎて水に浮きません。それほど密度が濃く硬い木材ということですね。

第三位 「イペ」(ノウゼンカヅラ科)

中南米に分布している木で高さ50m、直径1.5mほどにもなる大きな広葉樹です。耐久性が非常に高く、20年を超えても強度が衰えないと言われています。
◯用途:船の甲板、外装用木材、家具、建設用木材など

第二位 「スネークウッド」(クワ科)

南米ギニアのみで生息しており、流通量がとても少なく貴重&高価な木材です。「世界で最も重い樹木」と呼ばれているので、大木のイメージが強いですがせいぜい直径が25cm〜30cm程までしか成長しません。特筆すべきはその木目模様。名前の通り蛇皮のような木目が特徴的で、さまざまな加工品に使われています。
◯用途:ステッキ、ナイフの柄、バイオリンの弓、万年筆など

第一位 「リグナムバイタ(ハマビシ科)

重さ&硬さなどどれをとってもNo.1の強度を誇る木材。中央アメリカやメキシコ、コロンビアなど比較的広く分布しています。とにかく硬いので製材後の材料には下穴なしではビスも釘も受け付けないというほど!油分を多く含んでおり、潤滑が良いとされ昔は車輪や滑車の材料に使われていました。
◯用途:数珠、船舶備品、メガネなどの加工小物に多く使われるようです

「加工しやすい木」ベスト3

続いてのランキングは「加工しやすい木」です!加工しやすいということは軽く柔らかいということでしょう。先ほどとは真逆の材料ということですね。

第三位 「ファルカタ」(マメ科

マルク諸島、ニューブリテン、ソロモンなどに分布しており、現在も太平洋の多くの島々に植樹されています。その質感や色味が桐によく似ており、高級タンスの引き出しの側板などにも使われています。流通量も多くホームセンターなどでも入手可能。DIYにはうってつけの材料と言えるでしょう。
◯用途:ルアー、タンスの引出し、小物入れなど

第二位 「キリノウゼンカズラ科

ここで日本の木材がランクイン!軽くて加工しやすい以外にも桐は秀でた部分が沢山あります。・吸湿性が高い ・狂いずらい ・火を通しにくいなど。どれをとってもタンスになるべく存在する材料のようですね。有名なのが「桐タンス」。吸湿性が高いので収納物が傷みにくく、大切なモノを収納する家具として重宝されてります。
◯用途:タンス、箱、高級下駄など

第一位 「バルサ(パンヤ科)

中南米に広く分布しており世界一軽い木材としてよく知られています。ホームセンターなどでも多く取り扱われ、加工のし易さからDIYにはとても適した材料です。ノコギリ要らず!カッターで切れちゃうくらい柔らかい。ただしその柔らかさ故、ビスなどの連結は結束力を著しく損ないます。接着剤での結束が良いでしょう。
◯用途:ルアー、模型、ボート材

「木目のカッコイイ木」ベスト3

ここからはワタシの主観が入ります。「カッコイイ」は人によってそれぞれですからねー。木目を活かすなら、フロア材として使用した場合が風合いを左右する事が多い気がします。ワタシの中のカッコイイベスト3をご覧ください!

第三位 「柿」(柿科)

和風な趣のある緩やかなラインが美しいですね。時々見え隠れする黒色の筋がアクセントになりお気に入りです。硬度もそこそこ高くキズがつきにくいので、テーブルの天板などでも使用します。
◯用途:家具、建築建材、彫刻、ゴルフクラブなど

第二位 「カリン」(バラ科)

黄色や赤、橙などの褐色の木目が複雑に交差し、切断面に絶妙な縞模様を描いてくれます。流通量も豊富でありながら高級素材として扱われ、家具業界では人気の素材です。
◯用途:家具、キャビネット、楽器、内装仕上材など

第一位 「ウォルナット」(クルミ科)

塗料の名称にもなってる程、色味に特徴がある素材。日本で流通しているウォルナットはほとんどがブラックウォルナットである事が多く、そのモダンでシックな風合いが抜群に良い!住宅建材でもフローリングなどで高い人気を誇っています。
◯用途:フロア材、壁面仕上げ材、家具、キャビネットなど

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