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備長炭&焚き火台で簡単再現プロの味!
「タン塩」ならこれ一択。遠赤効果でふっくらジューシー。
キャンプ飯の主役級アイテムといえばなんと言っても焚き火台!お家の中では煙や匂いが問題となる炭火調理もキャンプ飯でなら思う存分楽しめます。牛タンから干物まで焼き物なら何でも美味しく調理できます。
私の生息エリアは牛タン焼き発祥の地、牛タンの名店がしのぎを削る激戦地です。幼少の頃からあまたの牛タンを食してきましたが、焚き火台&備長炭で焼くキャンプ牛タンを知ってから、これ以上の食い物はないと感じております。(仕込み&肉質にもよりますね)
肉以外にも、魚や野菜など何でもプロっぽく仕上がります。焼き物のグレードアップにオススメのコンビです。

備長炭の凄すぎるポイント。
- 遠赤外線効果で旨味が最大限引出される。
- 食材に備長炭の香りが移って美味しさ倍増。
- 備長炭は破裂せず灰が飛びづらいので食材を汚さない。
- 火持ちがよく半日は燃え続けるので放置していても安心。
- 火力が安定しているのでコンロ上に強火〜弱火エリアを作りやすい。
網焼きのポイントとしては網をよく熱してオリーブオイルを塗ってから食材を載せることで、網に食材がこびり付きにくくなります。それでも魚などの水分が多い食材はくっつきやすいので、ある程度焼けるまでは、網自体を動かして火の通りを調整しましょう。
備長炭は抜群の安定感!頼もしい夜営のお供にも。
着火が難しい備長炭。しかしコツをつかめば一発着火!
備長炭やオガ炭の欠点は「不良品?」と思ってしまうほど着火が難しいところです。普通の木炭のように着火剤を使っても簡単には着火してくれません。しかし一度着火すると火持ちがすこぶる良いのと火力が安定しており、爆発したり火の粉が飛んだりしないのでタープを燃やすこともないでしょう。一晩中放置しても朝まで燃え続けてくれます。

ガスバーナーがあれば時短着火も可能です。
ツーリングキャンプでファイヤースターターなどの火起こしアイテムを持っていけない場合の備長炭への着火手順をご説明いたします。
備長炭への着火手順
- 焚き火台上で練炭や木炭などの着火しやすい燃料にガスバーナーで着火します。
- 着火した木炭を敷いた上に割り箸などの薪を載せ、その上に備長炭を井桁組。
- 5分から10分程度は、ふいごや送風機で風を送り井桁の中に薪を投入しながら、炎が立ち上がる状態をキープ!
- 井桁の内側の備長炭へ着火したら、今度は着火していない面を井桁の内側に向け同じ手順を繰り返します。これでほぼ安定します。
- それでも安定しない時は炭の断面をガスバーナーで炙る(かっこ悪いけど)
「備長炭への着火は時間がかかるもの」という認識があれば焦りません。しかし薪が湿っていたり不足しているとピンチに陥るので、備長炭を使う時は普段よりも多めに薪を準備しましょう。最悪の場合、ガスバーナーでしつこく炙っていると着火は可能です。かっこ悪いけど私はよくやります。
火加減を自在に操れるコンパクト焚き火台がオススメ。

網を動かして火の通りを調整。
焚き火台は網から炭までの距離を数段階調整できるように設計されています。しかし、調整するには炭を移して焚き火台をバラさなければいけません。一度調理が始まるとそんなことやってられませんよね。
そこで私は焼き網を2サイズ大きいものを使っています。焚き火台からはみ出した部分は熱せられないので、ここを両手で持ってイイ感じの火力の部分へ食材を移動しながら焼いていきます。これで食材を痛めずにパーフェクトな焼き加減に仕上がるのです!
焚き火台が大きいと、使う炭の量が増えてコスパが悪くなるのと、火力が強くなりすぎるので調理が相当難しくなります。操りやすい火力という意味ではコンパクト焚き火台(一人用)がベストバイではないでしょうか?多人数の場合でも(人数×コンパクト焚き火台)という考え方が美味しい調理の秘訣と考えます。

焼き網はもちろんですが焚き火台も消耗品です。焼き網は100円ショップで売っていますし、コンパクト焚き火台もアマゾンで2000円弱で手に入ります。
油が付着した網や金属疲労の進んだ焚き火台は思わぬ事故の原因になりますので定期的な交換をオススメします。安全で美味しいキャンプ飯を楽しみましょう!
質問・ご相談ございましたらこちらまでお願いいたします。