光の詩人インゴ・マウラー(Ingo Maurer)をご存知ですか?
インゴ・マウラー氏は1932年ドイツで生誕。1960年代にアメリカに移住しグラフィックデザイナーとして活動したのちミュンヘンに定住後、自身の照明ブランド「Design M」を創設。プロダクトデザイナーとして成功を納める。
インゴの代表作といえば電球に羽が生えた「Lucellino」や、電球型スタンドライト「Bulb」など。光の詩人の異名どおりポエティックでミニマムな作風が特徴です。
また、ポップアートやアメコミのオマージュなど、アート色の強い作品も数多く発表しています。
そんなインゴマウラーが手がけたぶっ飛んだレジェンド照明器具をご紹介します。
楽天でも買えるものもあるので、ぜひお試しあれ!
Contents
b.bulb


インゴマウラーの名を世界に知らしめたBulbのセルフリメイク版が「b.bulb」
1966年発表された「Bulb」のデザインをベースに、LED化やUSB給電などの便利機能を追加してリメイクされたのが「バルブファミリー」、その末っ子的存在にして一番人気が、このバルブ型のスタンドライト「b.bulb」。
他社オマージュ作品達にデザインソースをコスられ続けた電球型スタンドライトですが、これが本物。
LED&充電池内蔵で場所を問わずに楽しめるb.bulbですが、防水仕様では無い上にガラス&金属製なのでキャンプには不向き。そんなところが正統派デザイナーズ照明らしくて萌えちゃう。
Birdie’s Nest LED


Birdieファミリーのシーリング照明。天井が低くても大丈夫!
まるで白い翼を持った電球の群れが巣立つかのような光景。これまたインゴの代表作。
バーディー[Birdie]といえばシャンデリアタイプが有名ですが、難点はどデカいこと。日本の居室の平均的CH(天井高)は2500mm程度なのに対して、Birdieの全高は1000mm!
そんなシャンデを吊ったら中腰生活を強いられる訳です。
そこで登場したのが、このBirdie’sNest。これはロッドを自分で調整できるので、全高500mm程度に調整が可能。
部屋にbirdieがあればそれ以外は何も要らなくなります。一点豪華主義の方にピッタリ。
Canned Light


ポップアートの巨匠アンディーウォーホルの「キャンベルスープ缶」のオマージュ作品
アンディーウォーホルの美術作品「キャンベルのスープ缶」に着想を得て制作された「Canned Light」は、全ての部品が缶に詰め込まれています。設置するには缶を開ける必要があるため、まさに「缶入りライト」ですね。
ちなみにこのCanned Lightは天井から吊るすだけではなく、ウォールライト(壁付け)としても使えるのでシーンに合わせて設置してください。
Campari Light


インゴ・マウラー所属の写真家「ラファエレ・セレンターノ」デザインの傑作。
カンパリソーダのガラスボトルをシェードに利用したペンダントライト「カンパリライト」。中心のホルダーはレモン搾り器になっているというこだわり。
カンパリソーダの瓶という素材選びはもちろんですが、さらにレモン絞り器のホルダーでパーフェクトに。怪しげなカンパリレッドの明かりが灯ればさらにアルティメット!
Zettel’z 6


メモ魔垂涎。ゼッテルズシリーズのコンパクトバージョン「ゼッテルズ6」
インゴと言えばZettel’sというほど認知されているライト。おしゃれヘアサロンやセレクトショップに導入されることが多いゼッテルズは、「メモ紙で電球を覆っただけ」といういたって簡単なもの。しかも自分で組み立てる仕様になっており、オーナーさんのセンスが問われる恐ろしい一品。
メモ紙は、白紙と印刷済みのものが同梱されており、カスタム魂に火がついちゃいます。
ダイニングに設置して伝言板として、またピンナップなどを混ぜ込みカラフルになど、楽しみ方は無限ですね。
インゴ・マウラーの照明はおしゃれで個性的で所有欲を満たしてくれる逸品であることに間違いありません。しかし、「おしゃれは不便なもの」いくつかのネガティブポイントがありますので参考にしてください。
インゴ・マウラーのネガティブポイント
- リプロダクト品が無いので価格が高額
- 雰囲気重視のため光量が足りない。ダウンライトで光量は補うべし!
- もともと引掛シーリングではないので加工済みか要確認。変更してくれるショップもあります。(自分で簡単に加工できるけど。)
- 欧米スケールでデカい、長い。サイズを確認してから購入しましょう。特にシャンデリアタイプの全高は要注意。全高を詰めることもできますが、デザイン性が損なわれるのでおすすめしません。
以上のようなマイナスポイントもありますが、私の経験上、インゴ・マウラーを店舗に導入して失敗したことがありません。
まさに光の魔術師インゴ・マウラー、偉大ですね。
今回の「光の詩人インゴマウラーのぶっ飛んだ照明5選!」いかがでしたでしょうか?
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